東京でジャズピアノレッスンをしてます『河野祐亮ジャズスクール』の河野祐亮です。
クラシックピアノを長年経験された方が、満を持してジャズの世界に飛び込む例は少なくありません。今回ご紹介するのは、幼い頃に抱いたジャズへの憧れを胸に、社会人になってからジャズピアノを本格的に始めた当教室の受講生(S.Aさん)です。クラシックで培った経験を活かしつつも、ジャズ特有の「自分でメロディを作る」楽しさと難しさに直面しながら成長を続けるS.Aさんに、その動機や学習過程について伺いました。
受講生プロフィール
- お名前:S.Aさん
- ご年齢:28歳
- ご職業:公立小学校の音楽の先生
- ピアノ歴:3歳から始めたので、25年です
- 好きな音楽や影響を受けたアーティスト:ジャズを始める前だと、ドビッシーとかバッハとかが好きです。影響を受けた日本人のアーティストだと、反田恭平さんとかが、大学時代にライブに行ってピアノの音を実際に聞いていいなと思うようになりました。

ジャズを始めようと思ったきっかけ
河野:なぜジャズピアノを始めようと思ったか教えてください。
S.Aさん:小さい頃エレクトーンを習っていた時に、ジャズの曲のアンサンブルをしたことがありました。その時凄く楽しくて、いつかジャズを勉強してみたいと思っていました。ただ、その後は音大受験の勉強や大学の専攻でクラシックピアノの個人レッスンを受けることになったため、ジャズを始める機会がなかなかありませんでした。入学後の大学時代もジャズ研サークルに入ったものの、本格的にジャズを取り組むことはできませんでした。
そんな中で「いつかちゃんとジャズをやってみたい」という思いを抱き続けていて、社会人になって時間的・金銭的に余裕ができた時に、ジャズピアノを習い始めることを決意しました。
入会前の不安
河野:ジャズを始める前にどんな不安を持っていましたか?
S.Aさん:どんな風に練習していくんだろうとか、どういう風に上達していくんだろうっていう、漠然と何をするのかが分からなかったことです。あとは練習の仕方も知らなかったので、これからちゃんと練習できるかという不安もありました。
河野:クラシックとジャズの違いで特に心配だったことは?
S.Aさん 今まで学習してきたクラシックの知識が活かせるのかは不安でした。むしろ今までクラシックの時に学習してきたものが、ジャズにとって変な癖や中途半端な知識となって邪魔にならないか心配していました。
河野:実際にレッスンを受けてみてその不安はどう変化しましたか?
S.Aさん: もちろんクラシックの知識も使うんですけど、それ以外の部分も多くてクラシックとは全く異なる思考を使うんだなということを知って、不安に思っている余裕はありませんでした笑。
入会のきっかけ
河野:どこで教室を知りましたか?(検索/紹介/SNSなど)
S.Aさん: 検索をしました。Googleです。
河野:なぜこの教室を選びましたか?
S.Aさん:最初はジャズとクラシックどっちも両方選学べるピアノ教室を探していたんですが、その教室の体験レッスンやHP等を見ていると、二段譜でもともと書いてある楽譜を読みながら弾く教え方だったので、そういうレッスンは違うなと思ったので、ジャズを専門にやっているこの教室を選びました。
河野:体験レッスンの第一印象はどうでしたか?
S.Aさん: 分かりやすく教えてくださって、内容も新鮮でとっても楽しかったです!

レッスンの実際
河野:最初のレッスンで印象に残っていることは?
S.Aさん: 「コードを覚えなきゃいけないんだ」と思いました。クラシックではあんまり考えてなかった音や和音がどうなってるかを、響きと一緒に1から覚える必要があるんだと気づきました。
河野:先生の教え方や雰囲気はどうでしたか?
S.Aさん:初心者の私にも、分かりやすく楽しく教えてくれて良かったです。
河野:クラシック経験が役立ったこと/逆に戸惑ったことは?
S.Aさん:役立ったことは、ステージに出る、人前で演奏するっていうのにはあまり抵抗がなくできたことだと思います。逆に戸惑ったことは、クラシックは楽譜通り弾けてからの感性や表現が重要ですが、ジャズは別のベクトルで頭を動かし、コードの動きを想像しながら、自分でメロディを作るという感覚が難しいと思いました。
河野:最初の1〜3ヶ月で取り組んだ曲や練習は?
S.Aさん:「All The Things You Are」に取り組みました。コードの押さえ方や変化、コードトーンで演奏したりという練習をしました。
成長実感・できるようになったこと
河野:ジャズピアノのレッスンを受講して、できるようになったことはありますか?
S.Aさん:初心者向けのセッションのイベントに行った時に初めて人と合わせられた(一緒に演奏できた)時に、「あ、やっとできるようになったかな」と思いました。
河野:「できた!」と強く感じた瞬間は?
S.Aさん:よく先生が言っている「無意識でコードを抑えられたり」した時、あるいは「2-5-1のフレーズが入れられた」と思った時です。
河野:クラシックピアノとの違いをどう実感しましたか?
S.Aさん:クラシックピアノは楽譜通り弾けるのが当たり前で、その先の表現や音作りが面白いと感じていました。一方、ジャズピアノになった時は、コードの動きを想像しながら、スイングのフィールを感じ取りながら、自分でメロディやコード、リズムを作るというのが一番違うと感じました。

教室の魅力
河野:この教室の1番良いと思うところはどこですか?
S.Aさん:楽しいところだと思います。先生の教え方が、経験やレベル、その人の状態に応じた課題を出してくれ、次に来た時に「あ、ちょっとできたかも」と思えるような教え方をしてくれるので、いいなと思います。
河野:他の教室や独学と比べて違う点は?
S.Aさん:独学でジャズの理論書や本を読んでみてもよく分からないところが多くて、イントロ集やフレーズ集などの本に書いてあることが実際の演奏する時にはあまりすぐに役立たないことが多いと感じます。この教室に来て練習をして、本場のピアニストの先生に実際に弾いてもらうことで具体的に理解できます。
河野:先生や仲間の存在についてどう感じていますか?
S.Aさん:先生はもちろんですが、生徒さんたちとの交流もあって、ライブなどで活躍している生徒さんが多いです。普段の練習方法の話だけでなく、一緒にライブやコンサートを聴きに行ったりできるところが良いところだと思います。
これからの目標
河野:これからどんな曲を弾けるようになりたいですか?
S.Aさん:今はスタンダード(ジャズの名曲)を学習していますが、リズムが特殊なラテンやちょっとR&B系、ファンキーな曲調も弾いてみたいと思っています。
河野:今後どんなことにチャレンジしたいですか?(セッション/発表会など)
S.Aさん:この前初めて仙台のジャズフェスティバルに参加してライブをしてきました。人前で演奏するのはとても楽しいと感じたので、いろんなライブに出てみたいと思います。
河野:長期的にどんな音楽ライフを描いていますか?
S.Aさん:普段も音楽の仕事をしているので、音楽をやめるということは全く考えられないので。自分が健康な限り、クラシック音楽もジャズも続けていき、いろんな経験ができたらいいなと思っています。

最後に
いかがでしたでしょうか?S.Aさんのインタビューを通して、長年の憧れを「今」実現する楽しさが伝わってきました。この経験は、一歩踏み出そうか迷っている人の背中を押してくれるはずです。もしあなたが今、「いつかジャズをやってみたいな」と迷っているなら、ぜひ一度その楽しさに触れてみてください。長年の「いつか」を「今」始めることが、あなたの音楽ライフをきっとグッと豊かにしてくれるはずですよ! インタビューに答えてくれたS.Aさん、ありがとうございました!
クラシックピアノの経験はあるけど、ジャズピアノも始めてみたいなと思っている方は、是非一度!河野祐亮ジャズスクールの無料体験レッスンにご来校ください!たくさんのお申込みお待ちしております!
河野祐亮ジャズスクール

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ジャズピアノ、クラシックピアノ、キッズピアノなど皆様の演奏してみたい音楽に合わせてレッスンをしています。オンラインレッスンにも対応しています、無料体験レッスン受付中ですので気軽にお問い合わせください。
2014年秋にNYから帰国して2025年1月現在に至るまで、およそ300名ほどの生徒様にレッスンを行なってきました。多くの方が他の楽器と演奏できるようになったり、ライブ活動をするまでに成長してくれました。中にはプロミュージシャンになってくれた方もいます。現在生徒数は80名ほど在籍していますが、入会希望者の半分はピアノ未経験の方や初心者の方ですのでどんな方でも大歓迎!人生の趣味として長く続けて いきたい方、大人の社交の場としてジャズをみんなでアンサンブルするなんていかがでしょうか。
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