ジャズピアノを始めたい方必見!『自分にあったジャズピアノのレッスンや教室の選び方6選』

東京でジャズピアノレッスンをしています、『河野祐亮ジャズスクール』の河野祐亮です。

今回は、ジャズピアノのレッスンを始めてみたいけど東京には教室がいっぱいあって選べない!と思っている方や、昔ピアノをやっていて久しぶりにピアノを再開したい!と思っている方、新生活を迎えて新たなことに挑戦したい!と思っている方に向けて『自分にあったジャズピアノレッスンの探し方』を6つの項目で紹介していこうと思います。

是非これから教室や先生を探そうとしている方は参考にしていただければと思います。

目次

①ジャズ『も』教えてくれるのか、ジャズ『を』教えてくれるのか

私も昔はジャズピアノを勉強したくて、教えてくれる教室を探していたことがありました。その際に、ネット検索などで教室のHPやポータルサイトを見ていると「学習できる音楽ジャンル」を掲載していることが多かったです。クラシックやポップスやジャズなどたくさんのジャンルがある中で、私がおすすめしたいのは
『ジャズピアノを学習したいならジャズ(ピアノ)専門でやっている教室や講師が良い』
ということです。一人の先生がクラシックもジャズもポップスも教えるのはとっても器用だと思いますが、その反面どれも高いクオリティのレッスンは提供できないと思います。

ちなみに私はプロのジャズピアニストとして演奏活動もしていますし、NYに音楽留学しましたが口が裂けてもクラシックピアノを教えられるとは言えません。ジャンルが違えば圧倒的に学習内容も伝えるべきその奥深さの内容も全然違います。それはある意味で他のジャンルに対して私がリスペクトを持っているからでもあって、やはり餅は餅屋なのです。

ジャズピアノのレッスンを検討している方は、ジャズ『も』教えている場所ではなく、ジャズ『を』教えてくれる教室や講師を選ぶことをおすすめします。ちなみにジャズピアノのレッスンの内容については以下を参考にしてください。

②アクセスが良いこと

『通いやすいこと』は長くレッスンを続けていこうと思えば非常に重要な要素になります。レッスンを通い始めた時は、高い志があって熱い情熱があって多少の移動時間は気にならないかもしれません。ただ、毎回のレッスンに時間をかけて行くことになるとだんだん登校がおっくうになっていきます。また、電車やバスの乗り換えが多いと1つの交通機関が遅れると遅刻になりやすくレッスンの受講機会を失うリスクが上がります。(多くの教室は交通機関の遅れではレッスンの振替は行わないと思います。)なるべく乗り換えも少なく、移動時間もかからない教室を選ぶのも長くレッスンを続ける上で重要です。

ちなみに河野祐亮ジャズスクールは、東京屈指のアクセスの良さ『小竹向原駅』に教室があります。

ので普段電車で移動する方は是非ご検討ください。(副都心線で乗り換えなしで池袋から5分 / 新宿三丁目から15分 / 渋谷から17分) 詳しくはこちらで解説しています。

※【補足】移動時間の削減のために『オンラインレッスンを受講する』というのも一つ良い案だと思います。オンラインレッスンについては詳しくはこちらを参照してください。

③レッスンの料金が安くないこと

皆さんも自分の仕事で考えてみて欲しいのですが、例えばある仕事の給料が何ヶ月も何年もどんどんと安くなっていったら優秀な働き手はいなくなっていきますよね。おそらくプロフェッショナルな仕事のクオリティは保てなくなるのではないでしょうか。販売される値段が安くなっていくということは、働き手に対して支払われる給料も当然少なくなっていくわけです。そんな中でも働きたいと言ってくれる方のほとんどは、その分野ではキャリアの無い方や技術力が低い方、もしかしたら他に職があって副業感覚で働く方ではないでしょうか。

ピアノのレッスンも同じです。他の教室に比べて圧倒的に安いと言うことは、その教室の講師は演奏としてもレッスン業としても素人に近かったりアマチュアのような方が多いです。

※もちろん企業努力でたくさんコストカットして低価格化を実現できた教室もあるかもしれません。ただ、ピアノレッスン業界の市場規模で考えるとどこの教室もギリギリの低価格でレッスンを提供しているのが現実ですから、価格の安さで教室やレッスンを選ぶのは控えた方が良いと思います。

さらに、優秀な講師は演奏活動と並行してレッスンを行なっています。演奏をプロとして、仕事として、人に感動を与えるために活動しているという実績や信頼から、そういった講師のレッスン内容には説得力があります。確かにそのクラスの講師のレッスン料は安くありません。ただ、多少高くても信頼ができて演奏や音楽性に説得力のある内容を教えてくれる講師のレッスンを受講した方が遥かに有意義かつ上達へ効果的です。そしてレッスンは圧倒的に楽しいはずです

結論 : 価格の安さでレッスンを探してはいけない、決めてはいけない。

④レッスン予定日のキャンセルや振替対応が自分の生活スタイルとあっているか

習い事ではよくあるキャンセル対応について。これは教室によって様々です。自分の生活スタイルとあっていないと、せっかくのレッスンの受講機会を失ってしまいます。

①どうやって次のレッスンを予約するのか(何日前から予約できるかのような「タイミング」、電話なのかメールなのかなどの「手段」)
②予約後のキャンセルや振替はいつまでに連絡するのか
③何回まで振替できるのか
④病気や天災などでの振替は可能なのか

をきちんと確認して、自分の生活スタイルの条件にあう教室を選ぶと良いと思います。

⑤レッスンの先にある目標を一緒に考えてくれる

教室によってはレッスンの目標を定めるためにイベントを用意していることがあります。

例えば子供のピアノレッスンでしたら、一大イベントとして『発表会』というものがあったりします。ではジャズピアノのレッスンではどんなイベントが用意されているのかというと、教室によって発表会だったりセッションイベントだったり合宿だったりレコーディング企画だったりと様々です。これは入会検討をしている教室に是非問い合わせて聞いてみてください。

また、イベントだけでなく『どうやって演奏機会を作っていくのか』や『一緒に演奏できる仲間の探し方』や『ジャズライブを開催してみたいけど、誰に聞いたら良いのか、何をしたら良いのか』などの相談にアドバイスができる先生だとジャズピアノへのモチベーションも維持していけると思いますので、業界に強い現役のプロミュージシャンが先生だとより良いと思います。

⑥先生のことを尊敬できるか、話してて波長があうか

結局はこれが一番大事だと思います。私も今年でレッスン業を始めて10年目になります。この10年で長く受講してくれている方は「私も生徒さんもお互いに尊敬をしている」と感じています。(自分だけの勘違いだったらどうしよう💦) 私も根気が良く強い想いで楽しくも真剣にジャズピアノを続けてくれている方は心から尊敬し応援しています。

なので逆も大事です。受講する生徒さんが先生を『あ、この人に習えて幸せだな。素晴らしい音楽家だな。』と思えることは大事ですので、尊敬できるポイントを探せるかは先生を選ぶ上で大事です。

そして人間同士ですから、話してて波長が合うかも大事です。先生の話す内容が遅くてイライラしてしまう、声があまり好きじゃない、言い方があわない、などなど合わないことを無理に我慢することは無く、お互いのために受講しない方が良いと思います。

ただ、私から一つだけアドバイスがあります。
「優しい言葉しか言わず、厳しいことは言わない先生は避けた方がいい」
ということです。

先生も仕事ですから生徒さんが辞めてもらったら困るわけです。そのために生徒さんが傷つかないように当たり障りの無いことばかり言う先生もいると思います。でもどんな芸事やスポーツも上手くなろうと思ったら「違うものは違う」と言ってくれる先生の方が圧倒的に優しいし信用できます。もしかしたら厳しいことも言うかもしれませんが、上述のように生徒さんが辞めてしまうかもしれない(給料が減る)リスクまで侵してでも生徒さんを思って厳しいアドバイスをしてくれるのは、本当の優しさだと思います。そういう先生を選べると良いと思います。

最後に

これも大事なことなので最後にお伝えします。
「演奏力と教える力は必ずしも一致しない」ということです。

演奏内容や芸術の細かなニュアンス、技術的な解説などを『言語化する力』は演奏力とは無関係です。

なので「あの方はは有名クラブの〇〇でよく演奏している有名なミュージシャンだ!」とその方のレッスン内容や教え方、話し方などを検討せずに、自分の中での「知っている名前かどか」だけで飛びついてレッスンを申し込むこともあまりおすすめしません。芸術に限らずスポーツの世界でも芸事でも、本当の天才は自分の芸を言葉にできない(しない)ことが多いです。

ちなみに河野はこの普通は言葉にできない音や感覚に対する説明や『言語化』がとても得意です笑。 今までレッスンをここまで続けてこられたのも、初心者の方にも分かりやすく論理的に音楽を言語化して説明できてきたからだと思っています。

是非一度体験レッスンでご紹介できたらと思いますのでお気軽にお申し込みください。

いかがだったでしょうか。これからジャズピアノレッスンを受講してみたいとご検討の方への参考になっていただけたら幸いです。もし何か困ったことがあれば、河野祐亮ジャズスクールにも是非相談してみてください。ご拝読ありがとうございました!

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